当院の産婦人科問題に関する対応と現状について

　当院は現在、施設基準から逸脱した婦人科手術（子宮体癌・子宮頸癌腹腔鏡手術）の実施とそれに係わる診療報酬（保険）請求に関する問題のため、産婦人科の新規受診受け付けを休止しています。かつて当院で当該の手術をお受けになった患者さんやご家族、関係者には大きな不安や心労をおかけしていますこと、深くお詫びいたします。

　着任後の事実確認により問題と現状の把握ができましたので、事態への対応や方針を決定し一部を実施しました。該当する患者さんの診療経過については、すでに行った院内での調査に加え、当院とは直接関わりのない当該婦人科医療の専門家に依頼し、診療内容を調査していただきます。並行して、なぜこのような問題が生じたのか、どうすれば問題を解決でき何をどのように改善していくべきなのか、第三者を中心とした委員会での検証を進めていただくことになっています。その結論を待つとともに、診療態勢の再整備を行ったうえで産婦人科の新規受け入れ再開を目指したいと存じます。