耳鼻咽喉科
手術の再開について(耳鼻咽喉科)
耳鼻咽喉科では、新型コロナウイルス感染患者の増加に際し、鼻・口・喉への緊急性のない手術を延期しておりました。
日本耳鼻咽喉科学会の「新型コロナウイルス感染症流行期における耳鼻咽喉科手術への対応ガイド」が改訂され、段階的に手術を再開しておりますが、診療に関わる医療スタッフの感染及び患者の院内感染を予防する中での再開となるため、予約枠の減少や検査の実施などにより、手術までの日数を要することがあります。詳しくは、診察時などに、担当医師にご相談ください。
院内感染予防のため、ご理解とご協力のほどよろしくお願い致します。
診療対象疾患
- 耳疾患 外耳炎、外耳湿疹、外耳道真珠腫、外耳道異物、先天性耳瘻孔、急性・慢性・滲出性・真珠腫性中耳炎、難聴、顔面神経麻痺、めまい、耳鳴症
- 鼻副鼻腔疾患 急性・慢性副鼻腔炎、鼻中隔弯曲症、鼻副鼻腔腫瘍、嗅覚障害、アレルギー性鼻炎、鼻出血、鼻骨骨折 など
- 口腔・咽頭疾患 口内炎、唾石症、急性扁桃炎・咽頭炎、扁桃周囲腫瘍、舌・頬粘膜・口腔底腫瘍、上・中・下咽頭腫瘍、咽喉頭酸逆流症 など
- 喉頭疾患 喉頭腫瘍、喉頭麻痺、声帯ポリープ、ポリープ様声帯 など
- 頸部疾患 耳下腺炎、顎下腺炎、自己免疫性唾液腺疾患、耳下腺腫瘍、顎下腺腫瘍、甲状腺腫瘍、副甲状腺腫瘍、先天性嚢胞(甲状舌管嚢胞、則頚嚢胞)、悪性リンパ腫、亜急性壊死性リンパ節炎、神経鞘腫、嚢胞性リンパ管腫 など
- その他 血管神経性浮腫、三叉神経痛、外耳道・鼻腔・咽頭異物、睡眠時無呼吸症候群 など
診療の特徴・特色
当科では常勤医3名により診療を行っております。耳・鼻・のどの症状のほか、めまいや嚥下障害など幅広く対応をしており、必要に応じて手術加療も施行しております。補聴器についてもぜひご相談ください。
当院で精密検査を施行し、より専門的な治療が必要と判断された場合は、近隣の大学病院へご紹介をさせていただくことがあります。
感染症や感覚器疾患に関しては診断と治療の根拠を明確にできるよう配慮し、患者さんにも丁寧にご説明してまいります。緊急手術や緊急入院に関しましても迅速に対応させていただきます。 アレルギー性鼻炎に関しましてアルゴンプラズマによる鼻腔粘膜焼灼術や下鼻甲介手術などによる加療を行っております。尚、アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)は当院では施行しておりません。
悪性腫瘍に対しても積極的な加療を施行しており、抗がん剤併用放射線治療も施工可能です。常勤の形成外科医師が不在のため再建手術が必要な症例は大学病院、あるいはがんセンター等にご紹介させていただいております。
手術治療では良性腫瘍や一部の悪性腫瘍手術、ナビゲーションシステム併用した鼻内内視鏡手術、炎症性疾患などの疾患を中心に加療を行っております。神経筋疾患に対する誤嚥防止手術なども施行可能です。
主な治療実績
令和2年 | 令和3年 | |
鼻副鼻腔 (鼻中隔矯正術) (粘膜下下鼻甲介骨切除術) (内視鏡下鼻副鼻腔手術) (鼻副鼻腔腫瘍切除) (鼻骨骨折整復固定術) |
78 (20) (10) (34) (2) (12) |
67 (13) (11) (36) (3) (4) |
喉頭 (喉頭微細手術) |
8 (8) |
8 (8) |
口腔・咽頭 (口蓋扁桃摘出手術) (アデノイド切除術) (唾石摘出術) (口腔癌切除術) |
78 (60) (11) (3) (4) |
69 (57) (5) (4) (3) |
頸部部 (甲状腺良性腫瘍手術) (甲状腺悪性腫瘍手術) (耳下腺腫瘍切除) (顎下腺腫瘍摘出術) (副甲状腺手術) (喉頭全摘術) (甲状舌管嚢胞摘出術) (頸部郭清術) (頸部リンパ節生検) (頸部腫瘍摘出術) (有茎(筋)皮弁再建術) |
73 (15) (9) (10) (8) (3) (6) (-) (9) (13) (-) (-) |
60 (11) (3) (11) (4) (-) (1) (6) (4) (16) (2) (2) |
耳 (鼓膜喚起チューブ留置) (先天性耳瘻孔摘出術) |
19 (16) (3) |
16 (13) (3) |
その他 (気管切開術) (頸部膿瘍切開排膿術) (他) |
23 (7) (2) (14) |
10 (2) (8) (-) |
総計 | 279 | 230 |
主な検査・医療設備
手術室設備 |
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外来検査 |
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