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専門・認定薬剤師

専門・認定薬剤師

【専門認定】 がん薬物療法認定薬剤師(日本病院薬剤師会) 2名
【専門認定】 外来がん治療認定薬剤師(日本臨床腫瘍薬会) 2名
【専門認定】 栄養サポートチーム専門療養士(日本静脈経腸栄養学会) 2名
【専門認定】 感染制御認定薬剤師(日本病院薬剤師会) 1名
【専門認定】 抗菌化学療法認定薬剤師(日本化学療法学会) 2名
【専門認定】 緩和薬物療法認定薬剤師(日本緩和医療薬学会) 3名
【専門認定】 麻薬教育認定薬剤師(日本緩和医療薬学会) 1名
【専門認定】 妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師(日本病院薬剤師会) 1名
【専門認定】 小児薬物療法認定薬剤師(日本薬剤師研修センター/日本小児臨床薬理学会) 4名
【専門認定】 漢方薬・生薬認定薬剤師(日本薬剤師研修センター/日本生薬学会) 1名
【専門認定】 薬学認定薬剤師(日本病院薬剤師会) 3名
【専門認定】 医療薬学専門薬剤師(日本医療薬学会) 1名
【専門認定】 吸入指導薬剤師(吸入アカデミー) 5名
【専門認定】 吸入指導エデュケーター(吸入アカデミー) 1名
【専門認定】 肝炎コーディネーター(埼玉県) 3名

[一般認定] 埼玉県病院薬剤師会生涯研修認定薬剤師(埼玉県病院薬剤師会生涯研修センター) 1名
[一般認定] 日本薬剤師研修センター認定薬剤師(日本薬剤師研修センター) 15名
[一般認定] 日本病院薬剤師会認定指導薬剤師(日本病院薬剤師会) 3名
[一般認定] 日本薬剤師研修センター認定実務実習指導薬剤師(日本薬剤師研修センター) 5名

( その他 ) 介護支援専門員(介護保険法) 1名
( その他 ) 第1種労働衛生管理者(労働安全衛生法) 1名
( その他 ) メンタルヘルスマネジメント2種(大阪商工会議所) 1名
( その他 ) 日本DMAT隊員(厚生労働省) 1名

 

  • 専門・認定薬剤師

専門・認定薬剤師の活動内容

がん薬物療法認定薬剤師(薬剤部主任 伊藤剛貴)
がん薬物療法認定薬剤師(薬剤部薬剤師 平野航)

がん薬物療法認定薬剤師は、EBM(科学的根拠に基づく医療)の観点から「有効性の確認された薬物療法の選択」や薬剤疫学の視点から「薬物療法の有害反応の予測」、また「患者様の意向に沿った薬物療法の決定」という臨床倫理の側面などを常に最優先に考慮することを心掛けています。がん薬物療法の中心となる抗がん剤は、一般的に毒性も強く、適切に使用しなければ重篤な有害反応を招くことが少なくありません。また患者様の中には、高齢の方も多く、糖尿病、高血圧、精神・心理的苦痛なども合併している方も少なくありません。提供する薬物療法の有害反応を常に確認し、患者様が薬物療法を継続できるように薬剤師職能を十分に発揮し、患者様をサポートすることががん薬物療法認定薬剤師の使命であると考え、常に薬物療法の質的向上に貢献することを心掛けております。

外来がん治療認定薬剤師(薬剤部主任 伊藤剛貴)
外来がん治療認定薬剤師(薬剤部薬剤師 平野航)

昨今、がん化学療法は外来で施行するのが主流となってきています。特に、分子標的薬を中心とした経口抗がん薬も多く用いられ、患者様が治療を受ける主な場所が自宅になりつつあります。外来がん治療認定薬剤師は、外来がん治療を安全に施行するための知識・技能を習得し、地域がん医療において患者とその家族をトータルサポートできるように日々活動しています。患者様はがん化学療法を受けるにあたり、治療効果・有害事象・食事・就労・費用など様々な不安を抱えています。患者様の不安を取り除き、自宅で可能な限りQOLを維持し、安心して生活ができるようにアドバイスをするだけでなく、他職種や地域の医療スタッフとの連携の中心となるような役割を担っていると感じています。

栄養サポートチーム(NST) 専門療養士(薬剤部主任 茂木孝裕)
栄養サポートチーム(NST) 専門療養士(薬剤部薬剤師 野口直樹)

NST(Nutrition Support Team)とは、栄養サポートチームの略称で、医師、歯科医師、薬剤師、看護師、管理栄養士、臨床検査技師、言語聴覚士、歯科衛生士など、各専門のスタッフがそれぞれの知識や技術を出し合い、栄養管理が必要な患者様に最良の方法で栄養をサポートするチームです。主な役割は、入院患者様の栄養状態を把握し、効果を確認しながら個々の患者様に見合った栄養療法を実施することです。特に薬剤師の役割は、「適切な栄養輸液やお口や栄養チューブから採っていただく栄養剤の選択」、「栄養剤とお薬の相互作用の確認」、「栄養剤の投与方法の提案・管理」、「患者様や家族様への栄養剤の説明」など、多岐にわたります。急性期疾患や長期入院中などの患者様にとって、栄養状態を良好に保つことは、治療効果を上げることに大きな役割を担っています。薬の専門家として、また栄養療法の専門家として、日々変化する最新の情報を入手し、最善の栄養療法を提供できるよう、努力を続けていく所存です。

感染制御認定薬剤師(薬剤部主任 本石寛行)
抗菌化学療法認定薬剤師(薬剤部主任 本石寛行)
抗菌化学療法認定薬剤師(薬剤部主任 増田怜平)

感染制御認定薬剤師の果たすべき役割は、院内における医薬品の微生物汚染の防止、抗菌薬および消毒薬の適正使用の推進です。現在、院内採用の消毒薬の適正化、各種器材における消毒方法の見直し、抗MRSA薬、アミノグリコシド系抗菌薬などのTDM(治療薬物モニタリング)業務、毎月の抗菌薬使用量のチェック、院内感染マニュアルの改訂などを行っています。どの医療機関においても感染制御は必要であり、医療関連感染が原因で入院期間が延長することは、患者様にとっても医療機関にとっても望ましいことではありません。日々変化する最新の情報を入手し、感染制御に貢献できるようしていきたいです。

緩和薬物療法認定薬剤師 (薬剤部主任 伊藤剛貴)
緩和薬物療法認定薬剤師 (薬剤部主任 茂木孝裕)
緩和薬物療法認定薬剤師 (薬剤部薬剤師 下山加奈恵)

がん治療開始時からの緩和ケアがQOL向上、生存期間延長に繋がると示され、緩和ケアは「終末期」というイメージは変わりつつあります。しかし、まだまだ日本は海外の先進国と比べて医療用麻薬の使用量が少ない国です。また、がん以外の疾患でも苦痛を訴える患者さんは多くいます。緩和薬物療法認定薬剤師の役割として医療用麻薬に対する患者さんの不安軽減、スタッフ教育による適正使用の推進があります。そして患者さんが「痛い」、「苦しい」と訴えれば苦痛の原因を追究し、苦痛を取り除くための薬物治療を提案していきます。苦痛の原因は身体的なものだけではなく精神的、社会的、スピリチュアルな面からも捉える必要があり、他の医療スタッフと協力しなければ解決できないことも多くあります。チーム医療の中で薬剤師の専門性を発揮し、患者さんとの家族が穏やかに過ごせる時間を少しでも長くできるように貢献していきます。

麻薬教育認定認定薬剤師 (薬剤部主任 伊藤剛貴)

日本でも諸外国に比較し少ないとは言われているものの、芸能人などをはじめ、様々な違法薬物が関連する報道などが絶えません。麻薬教育認定薬剤師は、青少年、学校関係者(教職員、学校薬剤師、保護者)、患者/家族や地域の医療/介護スタッフなどに対し、緩和医療や医療用麻薬に関する適切な知識だけでなく、覚せい剤や大麻などの不正薬物に関する適切な知識を提供するための役割を担っています。

妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師 (薬剤部主任 伊藤幸)

妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師は妊産婦さんにおける医薬品の情報を収集し、妊娠・授乳中に特有なお母さんの体の変化と赤ちゃんへの薬剤の影響を考慮し母子の健康に貢献することを目的としています。お母さんのなかには体調を崩しり持病を持っていたりなど妊娠・授乳中にお薬が必要となる方もいらっしゃると思います。そんな時、お薬による赤ちゃんへの影響が心配になるお母さんは多いと思います。しかし、不安からお母さんがお薬を使わずに我慢してしまうと病気が重症化し赤ちゃんも苦しい思いをする可能性があります。お母さんと赤ちゃんの状態に合わせた適切なお薬を使うことによりお母さんだけではなく赤ちゃんへの負担も減らすことができます。主な活動としては、出産前のお母さん対象の母親教室で「妊娠中のお薬」「授乳中のお薬」「予防接種」についてお話しています。お母さんが安心して安全な妊娠出産、育児をすごせるように正確な情報提供が心がけています。現在は妊娠・授乳中にお薬を使う機会があるお母さんも多く、その情報が集積されつつあります。今後も常に情報を更新してより良い情報提供ができるよう努力していきたいと思っています。

小児薬物療法認定薬剤師(薬剤部主査 村社計寿)
小児薬物療法認定薬剤師(薬剤部主任 伊藤幸)
小児薬物療法認定薬剤師(薬剤部薬剤師 高橋咲)
小児薬物療法認定薬剤師(薬剤部薬剤師 小澤絵里菜)

小児における薬物治療では、成人と異なり体重によって用量が決められているお薬が多く、同じ年齢でも用量が異なる場合が多くみられます。そのため、医師からの処方せんを適切に監査したうえで調剤を行うことが必要です。また、小児疾患についても理解し、その標準的な薬物療法を実践する必要があります。さらにお薬の剤形についてもお子様によっては「カプセルが飲めない」、「粉薬が飲めない」、「吸入ができない」などの問題が起こりえます。適切なお薬が処方されても、お子様が飲めなかったり、使用できなければ意味がありません。小児医療に携わる薬剤師は小児の発達を理解し、これらの問題に医師と共に取り組み、適切な薬物治療が十分に行われるようサポートしていくことが重要です。さらに、粉薬やシロップの味、お薬の飲み合わせ、お薬の母乳への影響などの相談にも応じています。お子様の病気について、ご家族の不安を少しでも軽減できるように日々努力していきたいと思っております。

漢方薬・生薬認定薬剤師(薬剤部主査 村社計寿)

漢方薬は病院だけでなく、調剤保険薬局やドラッグストアでも購入することができ、「セルフメディケーション(自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること)」において欠かせないものとなっています。風邪薬、胃薬、便秘薬、肥満症予防など、その用途は様々であり、生活の一部と言っても過言ではありません。しかし、安全性が高いといわれている漢方薬でさえ、使用方法を間違えれば重大な副作用をもたらす結果となります。広く使われている漢方薬だからこそ、健康を維持するために患者様への適切なアドバイスが重要となります。また、医療現場においても漢方薬を使用することが多くなり、服薬指導や調剤業務以外にも医師への情報提供が重要となっています。経験で使用されることが多かった漢方薬も、今では臨床試験が行われその有効性が証明されつつあります。日々自己研鑚し、最新の知識を情報提供できるように日々努力していきたいと思っております。

吸入指導エデュケーター(薬剤部主任 本石寛行)
吸入指導薬剤師(薬剤部主査 村杜計寿)
吸入指導薬剤師(薬剤部主任 本石寛行)
吸入指導薬剤師(薬剤部薬剤師 平野航)
吸入指導薬剤師(薬剤部薬剤師 丸山慧)
吸入指導薬剤師(薬剤部薬剤師 高橋咲)

喘息と慢性閉塞性肺疾患の治療の主役となるお薬は吸入薬です。患者さんは吸入器具を使用し規則正しく吸入する必要があります。しかし、吸入薬には「吸入器具の誤った操作によって吸入薬を上手に吸えない・吸入器具の操作の煩わしさから吸入薬をやめてしまう」等の課題があります。優れたお薬でも正しく吸入できなければ治療効果を得ることはできません。認定吸入指導薬剤師は、各吸入器具の特徴と患者さんにとって落とし穴となる操作のポイントを熟知しています。また、吸入指導では実際に吸入器具を使って患者さん一人一人に合わせて吸入方法を説明し吸入療法をサポートします。

肝炎コーディネーター(薬剤部主任 増田怜平)
肝炎コーディネーター(薬剤部薬剤師 高橋咲)
肝炎コーディネーター(薬剤部薬剤師 今林有紗)

ウイルス性肝炎(B型、C型)は、国内最大級の感染症とも言われており全国で300万人以上の持続感染者が存在していると言われております。日本の肝がん死亡の約80%は、B型及びC型肝炎ウイルスの持続感染が原因であることが分かっていますがご自身が持続感染者であることを知らない方や認識していても自覚症状がないため受診していない方、一度は受診しても継続的な治療や検査を受けていない方が多いのが現状です。肝炎コーディネーターは、肝炎に関する幅広い知識をもとに検査、治療方法、日常生活の注意点などについて患者さんへ説明し安心して検査や治療を受け日常生活を送れるようサポートします。特に薬剤師として日々進歩する肝炎の治療薬についての情報や正しく提供できるよう努力し安心して治療に専念できるように貢献したいと考えております。