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管理者あいさつ

病院長 高元 俊彦の画像

信頼される病院を目指して

草加市病院事業管理者 高元 俊彦

草加市立病院には50年余の歴史がありますが、平成16年までは一般病床209床の比較的小規模な地方病院であり、新田駅前の老朽化した施設でした。近年、草加市は東京近郊の都市として若い世代が多く移り住む活気あるまちへと変貌し、それに伴って市立病院の重要性も増し、同年7月、市民の大きな期待を担って病床数366床の新病院が現在地へ誕生しました。

しかし残念なことに開院直後から、全国的に深刻化した医師不足など厳しい医療環境の影響をまともに受け、病床利用率は60%を下回り、産科病棟も一時的に閉鎖されるなど困難な時期を経験しました。

その後、まずわれわれ職員から率先して意識改革に取り組み、関連大学である東京医科歯科大学の強力な支援を得て医師・看護師の増員など診療体制を強化、80%を超える病床利用率を達成し、安定した経営基盤へと推移して参りました。また、この間、市民の方々や市議会、草加市行政部局にも大きなご支援を頂きました。とくに、PTA連合会や幼稚園・保育園児の父兄代表、青年会議所、地域医師会の委員の方々から組織された小児救急医療問題懇話会では、子ども達の急病に際していつでも安心して受診できる1次医療機関の必要性が審議され、埼玉県内では初めての試みとなる市立病院施設内への診療所設置の要望書が草加市長に提出されました。また同時に救急医療を行う市立病院の更なる施設整備計画が市議会で審議され、厳しい財政状況にもかかわらず、この課題も極めて短時間のうちに実現へ向けて動き出しました。

その成果として、平成24年4月、高度な機能をもつ心臓・脳血管センターが完成、ICU12床、CCU8床、合併症をもつ重症腎不全患者のための透析施設40床を含む病床数380床の急性期病院へと大きく発展をとげたことになります。検討された子どもの急病に対応する1次医療機関は「子ども急病夜間クリニック」として、このセンター施設内に開院し、草加八潮医師会をはじめ東京慈恵会医科大学などの小児科専門医によって午後7時30分から午後10時30分までの時間帯、毎日(365日)診療が行われています。

当院は、現在年間5,000件を超える救急車を受け入れる県内でも5指に入る過密な救急病院ですが、くも膜下出血や心筋梗塞から尊い命をとりとめた患者さんの喜びは、高度専門医療に従事している私たちの大きな喜びとなっています。

さて、日本の医療水準は先進国の中でも際だって高いレベルにあるといわれています。欧米諸国に比べて、手厚い医療保障制度にも助けられて、誰もがこの恩恵に浴する機会があります。しかし、1つの問題点は、医療機関のもつ特徴や使命が受診者の側に理解していただけないことです。ちょっとした風邪でも大病院の門をたたく、不安になれば地元を飛び越えてすぐにがんセンターへ、といった発想を改めなければ、大病院ほど患者さんが集中することになります。私たちは気軽に相談・受診できる「親しまれる病院」を願いながら、同時に2次医療機関として専門的技術が発揮できる時間が保障された「信頼される病院」でありたいと願っているのです。

当院は「健康で安心して暮らせるまちをつくる」という理念を実現すべく、いっそう高度医療、救急医療の拠点病院となるよう成長して参りたいと思いますので、市民の皆様には暖かいご支援とご理解をお願い致します。