草加市立病院

事業管理者あいさつ

草加市立病院が現在の場所に移転して20年目を迎えました。
草加市立病院は『市民のいのちと健康を守り、地域医療の中核を担うことを使命とします』を基本理念に掲げ、人口25万人の草加市における唯一の総合病院として、地域医療の中核を担ってまいりました。
この間、2012年には心臓・脳血管センターを開設し、急性心筋梗塞や、脳卒中などの急性期医療の拡充を図るとともに、草加八潮医師会の先生方の協力を得て、子ども急病夜間クリニックを併設することにより、小児救急の充実にも努めてまいりました。
また、新型コロナウイルス感染症の蔓延を受けて、2020年には帰国者接触者外来を設置し、新型コロナ専用の病棟を確保し多数の新型コロナ患者さんの治療にあたり、令和6年1月の能登半島地震に際しては、災害拠点病院として災害派遣医療チーム「DMAT隊」を派遣し被災地の医療支援を行いました。
これからも地域の中核病院として市民の皆様に信頼される病院を目指し、職員一同努力してまいります。

地域医療連携について

限られた医療資源を有効に利用し、地域の医療を守るためには、専門的な外来と入院治療を市民の皆様に提供することが当院の重要な役割であると考え、この度、当院は埼玉県から紹介受診重点医療機関として承認を受けました。
これにより、令和6年10月から当院外来の初診は、原則、予約制となります。
当院を受診される患者さんは「かかりつけ医」の先生からの紹介状(診療情報提供書)を持参して受診していただくことにより、適切な検査や治療をよりスムーズに受けていただけるようになり、待ち時間の短縮などが期待されます。
また、急性期の治療が終了した患者さんや、症状が安定した患者さんは地域のかかりつけの先生に診療の継続をお願いし、入院治療でも病状が安定した段階で病病連携により回復期機能を持つ病院への転院をしていただくことで、早期の地域社会への復帰をお手伝いいたします。
今年度から始まった「医師の働き方改革」により医師の時間外労働規制が厳格化されますが、地域の先生方と機能分担・連携強化することにより、地域の医療を守るため努力してまいります。
今後とも市民の皆様、地域の医療関係者の皆様のご理解ご協力をお願いします。

令和6年4月 草加市病院事業管理者 矢内 常人

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草加市立病院
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