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いきいき通信10月号

今年度より新たに看護副部長となりました久保看護部副部長です。  
久保看護部副部長の忘れられない看護のエピソードを紹介していきたいと思います。

副部長_久保

私の忘れられない看護は、いくつかあります。その1つとして、看護を受ける立場である患者として入院したときのことです。いつもは看護師としてベッドサイドで患者と話している景色が逆になってベッドに寝ているところから看護師さんの顔を見て言葉を聞く景色というのは、自分が予想するより威圧感がありました。また、何か用事があるときにナースコールを押すという行動は、何度も考えてから勇気を出してナースコールを押しているということも知りました。そのような中、私が呼んだナースコールに対して忙しい時間帯でも走ってきてくれた看護師さんが、笑顔でベッドサイドに来てくれて、「どうしましたか」と声掛けをしてくれたこと、用事を済ませて去り際にも一言「何かありましたら、いつでも呼んでくださいね」と私の目を見て言ってくれたとき、嘔気嘔吐で苦しんでいる私の背中を摩りながら「苦しいですよね」と声かけをして短時間でしたが、一緒にいてくれたこと、看護師ならば常識的な言葉や行動の1つ1つが、苦痛感や不安感をもっている患者である私にはその一瞬一瞬の看護師さんの言葉や行動は、涙が出るくらいの力になったことを覚えています。そして、これからも患者さんとの関わる一瞬一瞬を大切にすることを心掛けていこうと思います。


看護部  久保 桂子