放射線科
診療対象疾患
- 悪性腫瘍に対する放射線治療
- 画像診断(CT・MRI・核医学)
診療の特徴・特色
当院放射線科は、各種画像診断(CT・MRI・アイソトープ検査・一般撮影・消化管造影・血管造影等)、ならびに放射線治療を主業務としております。これらの診療放射線業務に際して、地域医療連携を積極的に行っております。当科では他院の患者さんの CT・MRI・アイソトープ検査(脳血流、骨、Gaシンチ等)や放射線治療を受け入れています。
画像診断検査の結果はCD-Rにて当日お渡しし、報告書は翌開院日に郵送しております。なお、放射線治療専門医は非常勤であり、放射線科は入院病棟を持たないため、原則として放射線治療は通院可能な方のみとさせていただいております。
近年の画像機器の進歩は目覚しいものがあり、微細な病変の描出および評価が、以前にも増して求められるようになり、それによる医療被ばくの増加も懸念されるようになっております。当科においても新しい機器やシステムを導入し、医療の高度化を目指しておりますが、患者さんの負担軽減と被ばくを最小限に抑えることを常に考え、日々の業務に邁進しております。
更に、昨年に引き続き「患者さんに安心して検査・治療を受けていただくために、思いやりをもって丁寧な検査を行う」を当科の組織目標として掲げ、業務遂行してまいります。
放射線治療
東京科学大学(旧・東京医科歯科大学)からの治療医(非常勤)が週2回(火曜日・金曜日)診療を行っています。また院内各科からの紹介で、脳腫瘍・骨腫瘍・乳がんなどの悪性腫瘍について、リニアックを用いて照射治療を行っています。
放射線診断
CT・MRI・RIなどの読影を行っています。病診連携の紹介検査につきましては、原則として翌(開院)日の朝に結果をファクスでお届けしております。また、各種血管造影検査とカテーテルを用いた動脈塞栓術、動注などの治療についても院内各科からの依頼で実施しています。
注:放射線科を直接受診することはできません。放射線治療の依頼は各診療科へ、紹介検査などは医療機関を通じて地域医療連携室にお願いします。
主な治療実績
令和4年 | 令和5年 | ||
---|---|---|---|
放射線治療 | 件数 | 4,274 | 3,815 |
人数 | 194 | 196 |
主な検査・医療設備
CT | 320列マルチスライス(Aquilion ONE) |
---|---|
MRI | 1.5テスラ(Vantage Titan) |
乳房X線撮影装置 | フラットパネル型(FDR MS-2500) |
血管撮影装置 | infinix Celeve(INFX-8000) |
核医学装置 | シーメンス(Symba Evo Excel) |
放射線治療装置 | Elekta Synergy |
医師紹介
役職 | 氏名 | 専門分野 | 専門医資格 |
---|---|---|---|
診療部長 |
中川 恒明 (なかがわ つねあき) |
画像診断 | 日本医学放射線学会認定放射線科専門医 日本医学放射線学会認定研修指導者 日本医学放射線学会認定放射線診断専門医 |
医師 | 樋口 昴 (ひぐち すばる) |
画像診断 |