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病院長あいさつ

このたび病院長に就任しました鎌田成芳と申します。

新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが「5類」に移行してから、間もなく1年になろうとしています。この間にも2回の流行を経験し、当院もそれに対する対応をしながらも、通常の医療を支障なく行うように努めて参りました。今後は、新型コロナウイルス感染症は医療体制のうえでも通常の感染症としての扱いになりますが、「ポストコロナ」の新しい時代に対応した医療の提供に努めさせて頂きます。

従来から「少子高齢化」ということが言われ続けてきましたが、現在市立病院を取り巻く状況は「少子「超」高齢化」と言えます。高齢の患者さんへの対応として、市立病院では病気の予防に関する取り組み、市民公開講座の開催や、低侵襲(体に対する負担の少ない)治療の充実などを進めて参ります。昨年当院で開始したロボット支援手術も重要な役割を果たすことができると考えています。

先進的、高度の医療を提供するなかでも医療の安全性への配慮が重要であることは言うまでもありません。「超」高齢化の進行とともに複数の病気を抱えている患者さんも増えている一方、技術の進歩により、このような患者さんに対して積極的な治療を行う場面も増えています。このような背景のなか、医療の安全確保に向けた体制をさらに強化し、安全で良質な医療の提供に努めて参ります。

令和6年4月から「医師の働き方改革」といわれる、医師の時間外労働の規制が施行されます。これに伴って、病院として業務のさらなる効率化を図ることはもちろんですが、今までとは異なる業務の分担方法(タスクシフト)を進めるなど、従来とは医療提供の方法を変化させていく必要に迫られています。もとより当院は、二次医療機関として地域の医療機関との連携のもとに運営しておりますが、いっそう効率的な地域連携を拡充することにより「働き方改革」に対応するとともに、市民の皆様が安心できる医療提供体制を目指します。

これからも、地域の医療機関と連携しながら「地域医療の中核を担う」ことを推進し、地域に貢献して参りますので、ご指導、応援の程よろしくお願いいたします。

令和6年4月 病院長 鎌田 成芳